健康な髪を生やすために! 体の中の仕組みについて

こんにちは☀
スーパースカルプ宮崎市店の黒木です!

今日も本当に暑かったですね。連日オリンピックがにぎわっておりますが、寝不足気味になっていませんか?オリンピックもいいですが、休息もしっかりとってくださいね ^^)

さて今日は、健康な髪を生やすために体の外側と内側からのケアが大切になってくるのですが、まずは体の中の仕組みについて勉強していき、体の内側からのケアの大切さを改めて学んでいきましょう。少し難しいかもしれませんが一緒に勉強しましょう。

◇ホメオスタシスとは

私たちは元気に生きていける仕組みを持って生まれています。これをホメオスタシスと言います。
ホメオスタシス(恒常性維持機能)があるということは、外部環境の変化にうまく順応する能力を持っているということです。
順応する力を持っているということは、外部環境に対応できる、調節機構があるということでもあります。

①皮膚

皮膚に表皮の最外層である角質層は、固いケラチンというたんぱく質であり、物理的には角質細胞とセラミドにより煉瓦でできた壁のように連なり、科学的にはアルカリ中和能力によるPH5.5~6.5の皮脂膜により異物の侵入を防ぎます。
洗顔後すぐは、肌はアルカリ性に傾きますが5~10分後には皮脂膜が分泌され、中和されます。

これはホメオスタシスの中の「免疫システム」でもあります。

②免疫

人体の細胞は37兆2000億個の細胞で構成されます。そんな37兆2000億個の細胞は、決まった形で構成されているのですが、異物が細胞内に侵入しないように異なった構造の細菌やタンパク質に拒否反応を示して受け付けない機構「免疫機能」を備えています。

③自律神経・ホルモンの調節

物理・科学的外部刺激に対するセンサー(各種感覚器)が発達していて、視覚的恐怖感(例えば幽霊や高所など)では交感神経が優位になって緊張モードや戦闘モードになり、嗅覚的刺激(例えば好きな香水を嗅いだり、焼き立てのパンの香りなど)では、副交感神経に変化しリラックスします。

この時「自律神経」・「ホルモン」が連動して生体内の代謝活動を調整し、内部環境を一定に保つように働いています。

④血糖

食事による急激な血糖値の上昇に対しては、インスリンという「ホルモン」が分泌されて、血糖値の上昇を下げるために血管内に糖が流れ込むのを防ぎ、肝臓内に糖を押しとどめておきます。(グリコーゲンの合成)また、肝臓だけでは受け止めきれない糖は、全身の組織に糖を取り込むように作用し、筋肉、内臓、脂肪組織に貯蔵されます。(脂肪合成) 

その結果、血糖値の正常値を保つことができます。血糖値が正常領域にとどまることにより腎機能の正常化や血液の正常状態を保つことができます。

このようにホメオスタシスは「自律神経」・「ホルモン」・「免疫」にかかわってきます。

上記のホメオスタシスが備わっているおかげでいつもいきいき元気に生活できます。

上記のホメオスタシスのための制御機構は種々の情報伝達分子を利用しています。
この情報伝達分子は、神経伝達物質(アドレナリンやアセチルコリンなど)とホルモンです。

これらの制御機構の接点に位置するのが、『視床下部』であり、視床下部のことをホメオスタシスの司令塔と呼んでいます。

脳の中心部にある『視床下部』は自律神経系の中枢です。
食欲、性欲や睡眠、食べる、飲むなどの本能行動および、怒りや不安など情動行動の中枢であり、体温・血圧、心拍の調整の場でもあります。
『視床下部』が ”快” と感じるか ”不快”と感じるかにより自律神経が交感神経が優位になったり、副交感神経が優位になったりします。

また内分泌ホルモン系の中枢も担っており、自律神経の影響を受けて、尿量の調整や子宮収縮などを司ります。さらに免疫システムも自律神経の影響を受けて発動されるのです。

次回はこの自律神経について勉強していこうと思います。

髪や頭皮にお悩みのある方はまずはお気軽にご相談くださいね(*^^*)

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