血糖値の乱れが薄毛を引き起こしているかもしれません…

スーパースカルプ宮崎市店の黒木です。
10月になりましたが、朝晩は涼しくなってきたとはいえ、日中はまだ日差しが強いですね。
頭皮の紫外線対策は年中必要です。日差しの強い時期は特に注意が必要になりますので、帽子や日傘などを使用し、紫外線対策を続けていただければと思います。

さて、本日は薄毛と血糖コントロールについてです。
「最近、甘いものがやめられない」、「夕方になると強い眠気に襲われる」、「食後すぐに疲れる」など

もし心当たりがある方は、血糖値が乱れているかもしれません。

そして実は、この“血糖値の乱高下”こそが、薄毛や抜け毛の大きな原因のひとつになりうるのです。

髪の毛の健康は、ホルモンや栄養、血流、自律神経などさまざまな要因で支えられています。
中でも血糖コントロールは、見落とされがちな「根本的な鍵」となります。
今回は、血糖値の乱れがどのように発毛や育毛を阻害するのか、そして髪を守るために私たちができる血糖対策を、考えていきたいと思います。

1. 血糖コントロールとは?

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことです。
ブドウ糖は私たちの体や脳のエネルギー源ですが、上がりすぎても下がりすぎても体に負担を与えます。

健康な人では、食後に上昇した血糖値を膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが調整して、一定の範囲に保っています。
しかし、現代の食生活では砂糖や白米、パン、ジュースなど急激に血糖値を上げる食品が多く、インスリンが過剰に分泌されるようになります。

この「血糖値が急上昇→急降下」を繰り返す状態を血糖値スパイクと呼びます。
実は、この血糖値スパイクが頭皮や毛根を慢性的に炎症させる原因となり、結果的に抜け毛・薄毛を招くのです。

2. 血糖値スパイクが毛根を傷つけるメカニズム

(1) 血管の老化で毛根への栄養が届かない

血糖値が高い状態が続くと、血液中の余分な糖がタンパク質と結びつき、「AGEs(終末糖化産物)」という老化物質が発生します。
このAGEsは血管の内壁を硬くし、弾力を失わせます。いわば“サビついたホース”のような状態です。

人間の全血管の99%が毛細血管で、この毛細血管により老廃物を体外に排出したり、大切な栄養を各場所に運んでいます。

髪の毛においても、頭皮の毛細血管から栄養を受け取って成長します。
その血管が糖化で傷つくと、細胞が老化し毛根への栄養供給が滞り、髪が細く・弱く・抜けやすくなるのです。

(2) インスリン過剰分泌がホルモンバランスを崩す

血糖値の乱高下によって膵臓からインスリンが過剰に出ると、皮脂腺に存在する酵素の5αリダクターゼの分泌量が増加し、体は「男性ホルモン(テストステロン)」の変換を促進する傾向にあります。
=テストステロン変換異常

テストステロンの変換異常とは過剰にジヒドロテストステロン(DHT)へ変換されてしまう状態をさします。

その結果、薄毛の原因とされる悪玉の男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」が増加。
このDHTが毛乳頭細胞に作用して、ヘアサイクル(髪の成長サイクル)を短くし、抜け毛を増やすのです。

特に男性型脱毛症(AGA)だけでなく、女性でも「糖質過多+ストレス」の生活を続けると、ホルモンバランスが乱れてびまん性脱毛を起こすケースが増えています。

もうひとつの側面:「女性ホルモンの減少」

インスリン過剰は、女性ホルモンのエストロゲンの働きにも悪影響を及ぼします。

<メカニズム>

高インスリン状態 ⇒卵巣機能の低下⇒エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が不安定に
⇒男性ホルモンとのバランスがさらに崩れる

これにより、髪の成長を支える女性ホルモンのサポートが弱まり、「抜け毛・細毛・薄毛」が進行します。

・毛根の成長期が短くなる
・髪が細く、短くなる
・分け目が広がる・全体が薄くなる

(3) 炎症と酸化ストレスで頭皮が荒れる

血糖値が乱れると、体内で炎症性物質(サイトカイン)が増加し、酸化ストレスが発生します。
これは頭皮にとっても大敵。皮脂分泌が増え、毛穴の詰まりやかゆみ、炎症を引き起こし、頭皮環境が悪化します。
結果として髪の成長を担う毛母細胞がダメージを受け、抜け毛や発毛の低下につながります。

※サイトカインとは、免疫細胞や体内の様々な細胞が分泌する“情報伝達物質”です。
簡単に言うと、細胞同士が「今、敵(ウイルスや傷)がいるぞ!」「炎症を起こせ!」といった
メッセージを伝えるための“伝書バト”のような役割をしています。
その中で、炎症を起こすタイプのサイトカインを炎症性サイトカインと呼びます。
主な炎症性サイトカインは以下になります。

サイトカイン名主な働き
IL-6(インターロイキン6)免疫細胞を刺激して炎症を強める。熱を上げたり、体がだるくなったりする。
毛母細胞の成長も抑える。
TNF-α(腫瘍壊死因子α)炎症を強力に促進し、細胞を壊す作用もある。慢性炎症の中心的役割。
IL-1β炎症の初期に出て、発熱や痛み、腫れを起こす。
◇なぜ「炎症性サイトカイン」が薄毛や抜け毛に悩む方に関して、問題になるのかというと

本来は 体を守るための防御反応 ですが、
・高血糖
・ストレス
・睡眠不足
・酸化ストレス
・脂質の多い食事
などが続くと、これらのサイトカインが 過剰に出っぱなし になります。

すると、

  • 免疫力が低下する
  • 慢性的な炎症(=“隠れ炎症”)が全身で起きる
  • 血管や皮膚、毛根の細胞がダメージを受ける
  • 髪の成長に必要な毛母細胞の働きが落ちる
  • 抜け毛・細毛・発毛低下、薄毛につながる

という流れになります。

3. 血糖コントロールが乱れると現れるサイン

血糖値の乱れはすぐには自覚できませんが、次のような体のサインが現れます。

  • 食後に強い眠気やだるさを感じる
  • 甘いものやパンが無性に食べたくなる
  • 怒りっぽく、イライラしやすい
  • 朝起きたときに疲れが抜けていない
  • 夕方になると集中力が切れる
  • 髪が細くなった、抜け毛が増えた、ボリュームがなくなった

これらはすべて「血糖値スパイク」による自律神経・ホルモン・代謝の乱れが背景にあります。
特に「甘いものがやめられない人」や「夜に食べ過ぎてしまう人」は、頭皮の炎症が慢性化している可能性があります。

4. 髪を守るための血糖コントロール法

ここからは、今日から実践できる「発毛・育毛のための血糖ケア」を紹介します。

(1) 食事の順番を変える

「ベジファースト(野菜から食べる)」は最も簡単で効果的な方法です。
食物繊維を先に摂ることで糖の吸収がゆるやかになり、血糖値の急上昇を防ぎます。
理想の順番は、
野菜 → タンパク質(肉・魚・卵・豆) → 炭水化物(ご飯・パン)です。

(2) タンパク質をしっかり摂る

血糖を安定させるためには、糖ではなくタンパク質と脂質をエネルギー源にする体質づくりが重要です。 特に髪の主成分であるケラチンはタンパク質(アミノ酸)から作られます。

各食事にバランスよく肉・魚・卵・豆腐・納豆などの豆類・プロテインなどのタンパク質を取り入れることで、髪と血糖。そしてメンタル両方をサポートできます。

(3) 間食を“良質な脂質”に変えてみる

間食はできるだけ控えていただいたほうが無難ですが、どうしても小腹がすいたときは、甘いお菓子ではなくナッツやチーズなどを選びましょう。ナッツは抗酸化作用もあるのでとてもおすすめです。
これらは血糖値をほとんど上げず、満足感も得られます。
血糖の安定は、髪の安定・安心にもつながります。

(4) 睡眠とストレスケア

睡眠不足やストレスは、インスリンの効きを悪くし、血糖値を乱します。
ストレスホルモンである、副腎から分泌されるコルチゾールが過剰になると、頭皮の血流も低下します。
深い睡眠を確保し副交感神経を優位にすること、またストレスに対し自分の好きなことをしてリラックスすることで、髪の修復・再生が促されます。
良質な睡眠は成長ホルモンの分泌も促進するので、発毛・育毛の促進につながります。

(5) 軽い運動を習慣に

食後の10分~30分程度のウォーキングでも、血糖値の上昇を大きく抑えられます。
筋肉は血糖をエネルギーとして使うため、「歩く=血糖を下げる=髪に栄養が届きやすくなる」という好循環が生まれます。
歩くのが難しい場合は軽くスクワットをしたり、ラジオ体操などもおすすめです。

5. 血糖値の乱高下が改善すると髪が変わる

血糖が安定すると、体内で次のような変化が起こります。

  • 毛細血管の弾力が戻り、頭皮の血流が改善
  • 炎症や酸化ストレスが減り、頭皮環境が整う
  • ホルモンバランスが安定し、抜け毛が減少
  • エネルギー代謝が上がり、髪のハリ・コシが戻る

実際、食生活を見直すだけでも、「シャンプー時の抜け毛が減った」「髪にツヤが出てきた」と感じる方もいます。
これは単なる偶然ではなく、血糖コントロールが髪の再生力を底上げしている証拠です。

6. 糖化を防ぐ栄養素と食材

血糖ケアをサポートする栄養素を積極的に摂るのもおすすめです。

栄養素主な食材期待できる効果
ビタミンB群豚肉、納豆、卵、玄米糖の代謝を助ける
マグネシウムアーモンド、海藻、ほうれん草インスリン感受性を高める
ポリフェノール緑茶、ブルーベリー、カカオ抗酸化・抗糖化作用
食物繊維野菜、きのこ、海藻、オートミール糖の吸収を緩やかに
ケイ素ひじき、ゴボウ、玄米、わかめ血管・髪の弾力維持・血流改善・
細胞の抗酸化作用

これらをバランスよく取り入れることで、血糖値の安定とともに髪の成長環境を整えられます。

7.  〜髪を育てるには「血」を整える〜

薄毛や抜け毛の原因は「遺伝」「ホルモン」「ストレス」だけではありません。本当に様々な要因が関係しています。
その中で実は、毎日の食事と血糖コントロールが髪の命運を左右しています。

血糖値の乱れは、

  • 血管を老化させる
  • ホルモンを乱す
  • 頭皮を炎症させる

という“三重苦”を招きます。
しかし裏を返せば、血糖を整えれば髪は必ず応えてくれます。

一朝一夕で変わるものではありませんが、今日の食事を少し変えるだけで、明日の髪が少し変わる。
髪を本気で育てたいなら、「血糖コントロール」を意識することが、最も確実で根本的な発毛・育毛ケアです。

皆さんの髪は、皆さんが食べたものでできています。
そしてその「食べ方」こそが、発毛・育毛のスタートラインです。

甘い誘惑に少しだけ距離を置き、栄養のバランスと血糖のリズムを整えてみてください。
それが、未来の皆さんの“ふんわりとした健康な髪”を育てる最善の近道です。

抜け毛や薄毛など、頭皮に関する様々なお悩みを抱えている方には、初回発毛お試し体験(税込6600円)も行っております。

薄毛や抜け毛の悩みを一人で抱えているのにも限界があります。そして薄毛は、無頓着でいると進行していきます。そのため早めの対策がとても大切です!
まずは一度ご相談ください。

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